関西ゴム技術研修所
所長 駒水謙二 よりご挨拶
「関西ゴム技術研修所」は昭和37年(1962年)にゴム技術者、学識経験者、大阪ゴム工業会、兵庫ゴム工業会、日本ゴム協会関西支部が中心となり、ゴム技術者をゴム業界の手で養成するための「ゴム学校」として創設されました。その年の9月から高分子の基礎からゴムの基礎、応用に至る講義、実習、見学会を9ヶ月間、主として講義は夜学で行うことで「大阪ゴム技術研修所」(後に「関西ゴム技術研修所」と改称)が開講いたしました。それから60年、毎年1回開講し、大阪、神戸を中心に570社に及ぶ企業から研修生が派遣され、2500人強のゴム技術者が育って行きました。卒業生は企業で社長、取締役、ゴム技術者、営業部員などとして頑張っておられます。これまで長年にわたり開講できましたのは、大阪ゴム工業会、兵庫ゴム工業会をはじめとするゴム関連企業の皆様の絶大なるご支援と研修生を派遣していただいたことに尽きます。「関西ゴム技術研修所」のようなゴムに関する長期に渡る豊富なカルキュラムは他に例がなく、派遣された企業に喜ばれ、受講された研修生からは貴重なゴム関する知識を吸収、および人脈形成ができ仕事に役立つたと感謝しておられます。ゴム企業にとって重要なゴム技術の修得の場である研修所は、昨今大学などではゴムに関する専門知識教育、人材養成がほとんど為されていないこともあり、ゴム技術者養成のための研修所の存続がゴム業界にとって今後とも意義深いものと考えられます。
「関西ゴム技術研修所」では創設された目的、教育方針を継承し、経営環境に応じたニーズ、技術動向、皆様方のご意見、要望などをお聞きして、今後とも時代を先取りした運営を進めてまいります。
学校形式のカリキュラム
講習会的な色彩を避け、学校の授業形式に近い形で充分な時間をかけて理論面、実技面 にわたって徹底した教育を行います。
基礎課目 | 10.0 時間 |
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材料課目 | 47.5 時間 |
実技課目 | 47.5 時間 |
特別課目 | 10.0 時間 |
ゴム製品 | 22.5 時間 |
特別講義 | 5.5 時間 |
実習・見学 | 46.0 時間 |
学科試験 | 15.5 時間 |
合計 | 204.5 時間 |
研修期間
令和5年9月~令和6年5月(9ヶ月を予定)延べ83日
講習会的な色彩を避け、学校形式に近い形で充分な時間をかけて理論面、実技面にわたって徹底した教育を行います。基本は教場での対面授業ですが、安全等を配慮してやむをえずZoomによるオンライン授業になることもあります。予めご承知おきください。
夜間授業
毎週月、水、金の3 回を原則に、午後 5 時 30分より 8 時までの 2.5 時間授業。
但し、 講師の都合等により曜日を変更する場合があります。
学科試験と成績評価および出席状況の報告
ほとんどの科目について学科試験を行い、その成績と出席状況を評価して基準に適合した方に卒業認定を行います。
さらに成績優秀な方、出席の良好な方に対して表彰を行っております。
派遣会社に対しては数回に分けて報告致します。
顕彰制度
表彰は下記の各種について行っておりますが、成績優秀者のうち、特に優秀な方には近畿経済産業局長及び大阪府知事より、それぞれ特別表彰が受けられます。
講師陣
講師は、現在各分野の第一線で活躍中のトップクラスの企業人を中心とし、大学教授を交えた充実した陣容40名からなっております。更に教養的なもの、先端的なもの等をテーマとした特別講義で3名の講師も招聘しております。
実習・見学 (体験からの理解)
学科の補習として、ゴムの配合、練り、加硫、物理試験、化学試験、プラスチックの成形、分析法などの幅広い実習や見学、また普段は見る事のできない企業数社の工場見学を含めて45時間を充てており、ゴムの技術やゴム工業の全域に亘る理解を体験により深めるようにしております。
地の利良く、恵まれた授業環境を持つ教場
教場は大阪市営地下鉄中央線乗り入れ、荒本駅下車徒歩 7 分、または長田駅より徒歩 10 分の大阪府が新たな副都心として、整備している地域です。この地に移転新設された一般財団法人 化学物質評価研究機構(CERI)大阪事業所で研修を行います。
研修費は1日あたり4,000 円(税込)
研修を受けさせるための研修費は、9ヶ月研修費、テキスト費、実習原材料費、さらに入学卒業の関係費用等を含み330,000(税込)で、平均すると1日あたりの費用は4,000円という格安なものです。
これは、主催団体は勿論、協力団体ならびに講師各位の理解ある奉仕のおかげです。
名誉所長 | 山口 幸一 (前関西ゴム技術研修所所長) |
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所長 | 駒水 謙二 (前関西ゴム技術研修所副所長) |
副所長 | 藤田 潤 ((一財)化学物質評価研究機構) |
北川 紀樹 ((一社)日本ゴム協会関西支部) |
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運営委員 | 内田 守 (住友ゴム工業株式会社) |
大江 裕彰 (TOYO TIRE株式会社) |
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小林 正吾 (バンドー化学株式会社) |
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小林 毅 (株式会社十川ゴム) |
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櫻井 伸一 (京都工芸繊維大学) |
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竹中 幹人 (京都大学化学研究所) |
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田近 正彦 (株式会社白石中央研究所) |
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中村 丈夫 (株式会社ENEOSマテリアル) |
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日置 亜也子 (地方独立行政法人大阪産業技術研究所) |
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平野 寛 (地方独立行政法人大阪産業技術研究所) |
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光冨 学 (三ツ星ベルト株式会社) |
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宮崎 修 (株式会社加貫ローラ製作所) |
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森岡 伸夫 (シバタ工業株式会社) |
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吉原 良太 (ニッタ株式会社) |
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横井 理 (天満サブ化工株式会社) |
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監事 | 一角 泰彦 (株式会社一カク工業) |
事務局長 | 伊藤 晴彦 (関西ゴム技術研修所) |
大阪メトロ中央線乗り入れ:荒本駅より長田方面へ徒歩 7 分
または:大阪メトロ中央線長田駅より荒本方面へ徒歩 10 分
教 場 | 一般財団法人 化学物質評価研究機構 大阪事業所 |
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所在地 | 〒577-0011 大阪府東大阪市荒本北 1-5-55 (googlemapで調べる) |
T E L | 06-6744-2150 |
FAX | 06-6744-2052 |