• 06-6744-2150
  • 06-6744-2152
  • お問い合わせフォーム

関西ゴム研修所

よくある質問卒業生メッセージ研修風景

よくある質問

新入社員に対するゴム工業専門技術の社内教育の代行として役割が果せますか?
理工系の新入社員でも、ゴムについての専門教育の必要性は言うまでもありまぜん。 しかし、当研修所の研修内容からも分かるように、これだけ一貫した内容を総合的、専門的に教育することは、社内ではなかなか困難なことと思われます。これらのことは、専門 機関である当所にお任せ下さい。
開発研究に携わる方々の基礎学力向上のために役たちますか?
開発研究に携わる研究員には非常に高度な専門知識と経験が要求されますが、これら の研究員養成のためには、先ずゴム技術についての基礎的な知識、そして幅広い総合知識 を与えることにより素養を高め、研究への基礎を固めることが重要なことと言えるのでは ないでしょか。このようなとき、当所のカリキュラムは適していると言われています。
営業担当者に幅広い技術知識をもたせることができるでしょうか?
技術のことがわからないと、これからの営業はやって行けまぜん。原料ゴム、副資材、 ゴム製品などの営業担当者として日常起こる加工技術や品質上のトラブル解決にきめ細か い技術サービスが必要です。親切で行き届いた営業員として信用を高めるためにも、より 高度な技術力に対する知識が要求されています。このような要求には当所が最適です。
事業主あるいは経営者となる方々のためにも役立ちますか?
技術革新に対応して、社長の若返りと共に技術計出身社長の就任が注目されます。「ゴ ム技術のことを分からないと、企業の動向を予測することは難しい」と言われる時代です。 このような情勢の反映かもしれませんが、社長の後継者ともくされる方々の入学も多く見 受けられ、役立ったと言われています。
研修水準はどのようなところですか?
研修所の教育水準はすばらしい講師陣による基礎水準から専門分野、さらにはその応 用分野に亘っています。ゴム工業の将来を担う若い方々には必ずお役に立てると確信して います。
研修所を卒業した後にはどのような対応を行っていますか?
創立 45 周年を機に卒業生のフォローアップを行っています。卒業生は前期、後期の課 目について一定の資料代で数課目再受講が出来ます。年1~2 回の特別講演会と卒業生の同 窓会に参加できます。
研修所で学ぶ学習以外の利点はどのようなことですか?
当研修所で 9 ヶ月にわたる授業を通じて深められた研修生同志の横のつながりは、懇 談会、実習、見学会などを通じて一層深められ、研修中あるいは卒業後における日常業務 の推進の上で隠れた力になっていることは、貴重な見逃せない利点の一つとも言えます。

卒業生メッセージ

氏名 中根 聡一郎 第51回卒業
会社名 バンドー化学株式会社
所属・役職 新事業推進センター
研修当時を振り返ると、業務との両立への苦心、またそれを大きく上回る有意義な経験が呼び起されます。修了後約10年を経て、ゴムとは異なる技術開発に従事した期間の方が長くなった身ですが、研修所を通じた経験はものづくりに携わる者としての原点の1つになっています。高分子に縁遠かった私にとって研修は理論や加工を学ぶ土台となるに留まらず、工場見学や知的財産権、法規制にまで至り工業・産業の印象を強く受け、実務面での下地になるものでした。なによりゴム業界の仲間との出会いは他では決して得られないもので、修了後も時折近況を報告しあう友人と呼べる存在となりました。また、仲間はもちろん、講師陣など業界の方々とのコンタクトも、社会人歴が浅かった私にとっては、社外へアクセスすることの楽しさと有用さを初めに強く認識できた経験です。自身も歳をとり、運営委員や講師の皆様への感謝を改めて強く感じるとともに、今後も研修所が研修生たちにかけがえのない経験を与え続けてくれることを願います。なお、我々51回生はあの日見た予想外に鍛え上げられた大西さんの肉体を忘れません。
氏名 藤原 智大 第52回卒業
会社名 シバタ工業株式会社
所属・役職 品質環境保証室
9か月間の研修は私にとって大変楽しく、有意義なものでした。ゴムについて幅広く学ぶことができ、入社して間もなかった私でも研修後には専門的な話がどうにか理解できるようになりました。また自分が普段関わることのない分野、製品についても知識を得られたことで、課題にも多面的に考えられるようになったと感じます。今でもふとした際に習ったことを思い出すことがあり、業務の手助けになっています。研修内容については、講義でひととおり学んだあとに実技や見学があることで、より一層理解が深まり、スムーズに学ぶことができました。各分野でご活躍されている先生方に教わることができ、わからないことは講義後に気軽に質問できる環境は非常に貴重だと思います。同期の方々との交流も楽しく学生に戻ったようで、刺激のあるとても充実した研修でした。現在入所されている、またこれから入所される皆様もたくさん楽しんで頂き、研修を通して得られたものをご活用して頂ければと思います。
氏名 箕田 真也 第53回卒業
会社名 株式会社加貫ローラ製作所
所属・役職 コア事業部
ゴム研を卒業して、早いもので8年の月日が経とうとしております。元々私は学生時代にゴムの研究に携わっており、少なからず知っているつもりでしたが、実際のゴム業界について学べたことは良い経験となりました。同僚と共に通い、講義が終わってからマクドナルドでテスト勉強をしたり、学生気分に戻ったようなこともありました。また、世代を超えた交流が出来るのもゴム研の特長かと思います。卒業してから仕事で再会したり、今でもプライベートで飲みに行ったりすることもあります。現在の私の業務はゴム研究とは異なる部署になりますが、基礎的な知識であったり、課題へのアプローチの仕方などは研修で学んだことが役立っているかと思います。これから研修所へ参加される方には、同業者の方々と仕事の関係抜きで交流できる貴重な期間となりますので、とにかく全力で楽しく取り組んで頂ければと思います
氏名 飯田 亮介 第54回卒業
会社名 ニッタ株式会社
所属・役職 工業資材事業部 ベルト事業グループ 技術部開発課
ゴムを扱うようになり2年目にこの関西ゴム技術研修所に入所しました。講義では、ゴム技術に関する様々な専門分野を幅広く受講でき、日々の業務で携わることのない知識の習得や、扱っている分野でも知識の補完ができたため非常に有意義でした。また、ゴムの応用分野について実際のメーカーの方の講義を聴くことが出来たこと、様々な施設や機械の見学が出来たことも社内だけでは経験出来ない部分で貴重な時間になりました。そういった知識以外にも他社の人との交流が出来ることもこの研修の魅力の一つだと感じています。技術者だけでなく営業の方、年齢も問わず多種多様な方々が参加されていることで、話をしているだけで社内とは違った刺激を多く受けることができ、参加出来て良かったと思っています。
氏名 村松 佑紀 第55回卒業
会社名 株式会社 共和
所属・役職 技術開発第二グループ 産業材研究チーム
私は2016年9月から、9か月間研修に参加させていただきました。当時、私はゴム材料を使用する業務に携わっておらず、専門性が高い研修に不安を抱きつつ通い始めたことを覚えています。しかし、大学で高分子化学を専攻していたこともあり、何とか授業等にはついていけたと考えております。また、私が参加していました「55回生」には、インドネシアの企業からの参加者もおり、個人的ですが国際的な交流もできたことが非常に印象に残っております。実習では、実際のロール作業等を体験させていただき良い経験になりました。今現在は、ゴム関連の業務に携わっており、ゴム配合の立て方・各種配合剤の特性を知るのに、当時講義や実習でご教授いただいたことや使用していたテキスト等を業務中に活用させていただいております。改めて研修に参加できたこと、講義してくださった講師の方々に大変感謝しております。弊社からは毎年後輩が研修に参加しておりますが、その際は「この経験が必ず役に立つから、毎回の講義・実習を大切に」と、この研修に参加できたからこそ今の自分があること含めてアドバイスさせていただいております。
氏名 阪口 裕允 第56回卒業
会社名 株式会社白石中央研究所
所属・役職
学生時代はゴムとは無縁の専攻だったこともあり、関西ゴム技術研修所に入学前はゴムについての知識はほとんどありませんでした。入学当初は約9カ月もの間、週3日のゴムに関する研修を続けられるのかと不安な気持ちもありましたが、終わってみればあっという間の9か月間でした。ゴム業界に携わる他の研修生の方との交流を深めつつ協力することで長期にわたる研修を楽しくやり切れたと思っています。講義では高分子化学の基礎からゴム材料や加工方法、さらには応用分野の話まで、とても幅広い内容に関して、それぞれの第一線で活躍されている諸先生方からお話を伺うことができました。また実習や工場見学では実際のゴムの製造現場を見ることができ、非常に勉強となりました。現在ではゴムと直接関係のある業務は少ないですが、研修で得た知識や人脈、研修の日々は現在でも貴重な経験だったと感じております。
氏名 大北 祐也 第57回卒業
会社名 株式会社大阪ソーダ
所属・役職
社会人2年目のとき、上司からの奨めで関西ゴム技術研修所に通うこととなりました。ゴムの開発の仕事にも慣れてきて、ある程度ゴムについての知識が身についてきた頃だったので、今更ゴムについて一から学ぶ必要があるのかという気持ちが当初はありました。しかし参加して直ぐにその懸念は払拭されました。各専門分野の講師陣による講義内容は多岐に渡り、いずれの講義も質・量共にハイレベルなもので、気付けば講義に聞き入っていました。講義に加えて、ゴム製品に係る企業の現場見学の機会もたくさんありました。実際に製造現場を見ることは非常に面白く、ゴム原料から加工、最終製品までの一連の工程を理解することができました。また研修生同士の交流を通じて、社外との繋がりができました。卒業後に、仕事の関係でお声掛けいただき、新たなビジネスチャンスが得られることもありました。関西ゴム技術研修所では、多くの学びや人との交流が得られ、貴重な経験になりました。
氏名 唐津 秀一 第58回卒業
会社名 TOYO TIRE株式会社
所属・役職
当社では例年、入社2年目で研究所所属の社員がこの研修所に参加しております。私としましては、ゴムについての知識が浅かった時期でもあり、ゴムに関連する知識・技術を体系的に深く学べる場として貴重な場でした。当時は実験に関する部署に所属していましたが、現在はシミュレーションに関する部署に所属しております。ゴムに関連する業務であることは変わっておらず、当時の講義資料は今でも見返しており、『ゴム技術の基礎』に記載されている内容以上のことが書かれているため、有効に活用させて頂いております。私の研修期間は2019年から2020年で、ちょうどコロナ禍へと入る頃でした。当時は講義の終わりに仲間たちとご飯を食べにいく事も楽しみの一つでしたが、最後の方はそれもできなくなってしまいました。特に、卒業式の後のパーティーも中止となり、そのまま皆と別れ離れになってしまったのが非常に残念でした。また皆さんと会う機会があれば、近況などお話させて頂きたいと思っております。
氏名 吉川 祐輔 第59回卒業
会社名 ミズノ株式会社
所属・役職
私がゴム研に通っていたのは2020年の11月から翌年7月まで、新型コロナウイルスの猛威の振るう真っただ中でした。多くの会社で、出社や外出、また業務外での飲食を制限されていた時期でした。ゴム研では、楽しみにしていた見学会の多くが中止となってしまったこと、他の研修生との交流があまりできなかったこと、今でも非常に残念に思っております。そのような中、オンラインでもオフラインと変わらず、面白く、わかりやすく、講義を頂きました。業務でゴムを実際に扱う中で「何となく」わかっているつもりになっていたことを、改めて、基礎から応用まで、理論を抑えながら理解できました。練りや成形といった体系的に学ぶ機会のなかった講義では、抱えているトラブルと照らし合わせてとても参考になり、異業界の製品の講義は新鮮に興味深く学べました。また、講師の皆様には何度もメールでも質問させて頂きました。オンライン中心で孤独な中、モチベーションを保つのが難しい時期もありましたが、多くの貴重な学びを得られました。
氏名 尾﨑 伶奈 第60回卒業代表
会社名 錦城護謨株式会社
所属・役職

【謝辞】

卒業生を代表して、感謝の言葉を申し上げます。
 本日はコロナ禍でこのような卒業式を開いていただき、誠にありがとうございます。また、ご多忙の中ご出席いただきましたご来賓の皆さま、先生方並びに運営委員の皆さまに卒業生一同厚くお礼申し上げます。私たちが無事この日を迎えることができますのも、先生方の格別たるご指導と運営委員の皆さまの多大なるご尽力の賜物と卒業生一同、心より感謝しております。
 昨年の10月、私たちは関西ゴム技術研修所の第60回研修生として入所いたしました。当初は約9ヶ月間という長い間、日々の業務と研修を両立していくことができるか不安もありましたが、幅広い分野でご活躍されている先生方の講義や実習、見学会を通してゴムに関する幅広い知見を得ることができ、貴重な経験となりました。本研修がなければ出会わなかったであろう、職種も年齢も異なる仲間と知り合えたことに感謝し、このご縁を大切にしていきたいと思っております。
  私たちの生活環境はコロナ禍以外でも様々なものに左右され、目まぐるしく変わっています。そのたびに、新たな問題が発生し、時代に必要となる技術も増えていきます。研修で培った知識や経験をもとに解決していけるように励みたいと思います。つきましてはまだまだ未熟な私たちに今後とも皆さまのご指導とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
   最後になりましたが、関西ゴム技術研修所への入学を薦め、支えてくださった皆さまに感謝を申し上げます。そして、入所式から今までご尽力頂いた運営委員の皆さま、講師の先生方の今後ますますのご活躍とご健康、ならびに関西ゴム技術研修所のさらなる発展を心より祈願いたしまして感謝の言葉とさせていただきます。
   

研修風景

卒業式や実習などのスナップ写真を掲載しますので、雰囲気を知っていただければと思います。